写真:代表的なオニキス
オニキスの特徴
オニキスは玉髄(カルセドニー)の一種で、深い黒色が特徴的なパワーストーンです。
元々は黒色の石に白色の縞模様が入っているものをオニキスと呼んでいましたが、時代が進むにつれて縞模様が入っていない黒1色の石をオニキスと呼ぶようになりました。
オニキスという名前はギリシャ語で爪を意味するオニュクスという単語が由来になっています。
何故爪という意味の単語が名前の由来になったかというと、元々のオニキスの特徴である白色の縞模様が爪の引っかき痕に似ていることからだと言われています。
黒色のみのオニキスは別名でブラックオニキスと呼ばれたり、ブラックカルセドニーと呼ばれることもあります。
※オニキスと他の石との相性については、「オニキスと相性の良い石」を参照してください。
魔除け・邪気払い効果
オニキスは昔から邪気払いや魔除け効果があるパワーストーンとして重宝されてきた歴史があります。
持ち主を災いから守り、身につければ嫉妬や憎悪などの悪い感情を近づけさせない障壁を作り出してくれると考えられています。
そのため、ロザリオなどの宗教関係のアクセサリーやお守りに用いられることも多かったようです。
既に誰かから悪い感情を抱かれている時にもオニキスを身につけることで障壁が張られて、敵意などのマイナスの感情を打ち払ってくれると信じられています。
また、オニキスには持ち主にとって好ましくない人物を遠ざけてくれる効果もあるため、長く手元に置いておけば良好な対人関係を築きやすくなるでしょう。
たくさんの人がいる場所や大勢でどこかに出かける時などは、オニキスのアクセサリーをお守り代わりに身につけるのもおすすめです。
魔除け・邪気払い効果のある他の石
オニキスのほかには、スモーキークォーツやモリオン、マラカイトなども魔除けの効果があると言われています。
スモーキークォーツは水晶の一種で、ケルト民族の間では悪霊を退散させる力があると考えられていました。
カラーは茶色や茶に近い黒色のものが多いですが発色する理由は不明で、中には水晶の内部に含まれるアルミニウムが自然の放射線を浴びたことで発色するという説も存在します。
その色合いから大地のパワーを宿しているとも考えられています。