ムーンストーンとは
表面を丸く研磨すると、月の光のような乳白色の帯(シーン、もしくはシラーと呼ばれる)が見えることから、この名前がつけられました。
月のエネルギーを宿す神秘的な石として、古くから愛用されてきました。
月は女性性の象徴であり、その力が宿るムーンストーンは、女性をサポートする力に溢れています。
写真:青色のシラーが美しいムーンストーンペンダント
鉱石情報
色:無色、白色、帯橙桃色、淡灰緑色、淡灰色
条痕色:白色
モース硬度:6~6.5
比重:2.56~2.62
劈開:完全
断口:不平坦状
結晶系:単斜晶系、微結晶、葉片状
化学組成:カリウムとアルミニウムの珪酸塩KAlSi3O8
透明性:半透明
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.52~1.53
複屈折:0.005
分散度:0.012
多色性:なし
蛍光:弱、青色味、オレンジ色
インクルージョン:百足状、針状、配列する小クラック層
産地:ミャンマー、スリランカ、インド、マダガスカル、ブラジル、アメリカ、メキシコ、タンザニア、オーストラリア
カット:カボション、カメオ、ビーズ
効果
この石は持つ人の女性性を高め、恋愛の成就、さらには幸福な家庭へと導いてくれます。
感性や直感力を高め、危険を察知して避ける手助けをしてくれるといわれています。
詳しい意味・効果については「パワーストーン辞典-ムーンストーン」を参照してください。
特徴
長石の一種で、乳白色のものが一般的ですが、そのほかにもいくつか色があります。
硬度が低く、平らで薄い結晶が重なり合った構造のため、剥がれやすく割れやすい石です。超音波洗浄は避け、衝撃にも注意が必要です。
太陽光や流水でも浄化できますが、月のパワーを宿す石なので、満月の夜に月光浴を行うのが効果的です。
ブルームーンストーン
一般的にムーンストーンと呼ばれているもので、ぼんやりと見える青色のシラーが特徴です。
元来はスリランカで産出されたムーンストーンを指していましたが、最近ではスリランカでの発掘量が減り、インド産の石でも青色が見られればブルームーンストーンと呼ばれるようになりました。
レインボームーンストーン
ブルー以外のさまざまな色のシラーも放つことから、レインボームーンストーンと呼ばれています。
基本的にムーンストーンはブルームーンストーンの方が価値が高い物になっていますが、研磨の精度やコンディションによってはブルームーンストーンよりも高くなる場合があります。
選び方のポイント
天然石は一つ一つ違う模様や形をしていて、選ぶときに悩んでしまいます。
ここでは、天然石ショップ店長だからこそ分かる、おすすめの選び方をお教えします。
産地
ミャンマー、マダガスカル、アメリカなど広く産出されていますが、特にインド、スリランカ産の石が有名です。
品質
シラー(光の帯)が明確で、石の角度を変えるとシラーがスムーズに動くものが良いとされています。
シラーが十分に入っていない場合、動きが悪くなり見た目の美しさも半減してしまいます。
また、カボションカットの輪郭や側面が綺麗か、高さがあるか、なども品質を決めるポイントになります。
値段
シラーが美しく、石自体が大きいものは高価になります。
スリランカ産のブルームーンストーンは産出量も流通量も減っており、希少性が高くなってきています。
お得な選び方
ムーンストーンを選ぶ時の特徴は、やはり石に入ったシラー(光)です。
シラーは石を傾けると同時に動きますが、滑らかに移動するものが良いとされます。
また、石自体の大きさや幅、表面のなめらかさも判断材料になります。
美しさと大きさを兼ね備えた石はどうしても値段が高くなります。
青色の美しいシラーであっても小さめの石、または乳白色が多めのものを選ぶと比較的手ごろなものに出会えるでしょう。
写真:小振りだが青色のシラーのあるムーンストーンペンダント
写真:乳白色が多めなムーンストーンペンダント
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ムーンストーンも品揃え豊富ですので、是非ともご来店ください
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