ルチルクォーツとは
ルチルは、通常、ロック・クリスタル(水晶)など、他の宝石鉱物中のインクルージョンとして見られることが多く、その形は極く細い針状結晶が平面状に配列したもので、そこに光が反射してスター効果を示すことがあります。
写真:代表的なルチルクォーツ
鉱石情報
色:黒色、暗赤色、帯褐赤色、青色、紫色、帯緑色、濃緑色
条痕色:淡褐色から黄色
モース硬度:6~6.5
比重:4.23~4.26
劈開:明瞭
断口:貝殻状ないし不平坦状
結晶系:正方晶系、柱状結晶、双晶、塊状
化学組成:チタンの酸化物TiO2
透明性:透明から不透明
光沢:やや金属光沢、金剛光沢
屈折率:2.62~2.90
複屈折:0.287
分散度:0.280
多色性:赤色石…明瞭な二色性、暗赤色;褐赤色
蛍光:なし
産地:ブラジル、ロシア、スイス、フランス、アメリカ
カット:バゲット、ミックス
効果
石の中に金色の針が入っていることから金運・財運アップの効果があると言われています。
また、精神力・勝負強さをはぐくみ、勝負運向上の効果も有名です。
詳細は「パワーストーン辞典-ルチルクォーツ意味効果」を参照してください。
特徴
ルチルクォーツは、透明な水晶の中に赤や黒、黄金色などの針状結晶を含むもので、色や針の太さでいろいろな特徴があります。
ゴールドルチル
一番一般的なルチルがゴールドルチルです。金運アップの象徴である、細い金針が特徴です。
結晶中の針はキューピッズダーツともいわれ、キューピットの矢を意味します。
写真:ゴールドルチル
タイチンルチル
タイチンとは、中国語で「太い金針」という意味です。金針が太いほど、金運・幸運を引き寄せるとされています。世界中で経済活動をしている華僑を中心に、縁起がよい石として重宝されています。
写真:タイチンルチルクォーツ
ラビットヘアールチル
フサフサしたウサギの毛のように見えるルチルクォーツです。非常に細い金針が密集しているため、ラビットヘアーのように見えます。
ラビットヘアールチルは願い事に効果があると言われており、悩みを抱えている人にピッタリの石です。
ラビットヘアールチルは希少性の高い石で、市場にはほとんど出回りません。
写真:ラビットヘアールチル
ブラックルチル
黒い針が特徴的なルチルクォーツです。
パワーストーンの色には様々な効果がありますが、黒い針には魔除けの効果があります。
ルチル本来の金運・勝負運効果も併せ持つ、優れた石です。
写真:ブラックルチル
選び方のポイント
天然石は一つ一つ違う模様や形をしていて、選ぶときに悩んでしまいます。
ここでは、天然石ショップ店長だからこそ分かる、おすすめの選び方をお教えします。
産地
水晶の中に金針が入ったものが、ルチルクォーツです。水晶の産地とルチルクォーツの産地はほぼ同じです。
水晶の主な産地としては、アーカンソー産、ヒマラヤ産、ブラジル産、チベット産(カイラス)、中国産(四川省、広西省)があります。
中でもブラジルは、世界最大の水晶産地であり、品質の割にお安い価格なので、おすすめです。
品質
ルチルクォーツの品質基準は、透明度です。
水晶自体の透明度が高く、金針がはっきりしているものが品質の高い石となります。
以下に品質の高いルチルクォーツと品質の低いルチルクォーツの写真を掲載しています。
写真を見比べて、品質の違いを確認してください。
写真:高品質(透明度が高く、金針がはっきりしている)
写真:低品質(金針がはっきりしていない)
値段
仕入れ値は石の形状と重量によって決まります。
ブレスレット用のビーズやバングルは加工代金が高い。ペンダントやタンブルは比較的に加工代金が安いです。
ブレスレットでも小さい6mm玉や8mm玉であれば、重量が軽いので金額も低くなります。
反対に12mm玉などは重量が重くなるために、高価になりがちです。
お得な選び方
ゴールドルチルのアイテムがおすすめです。
ゴールドルチルは一番ポピュラーなルチルなので、品質の高いものをお安く手に入れることができます。タイチンルチルやラビットヘアールチルは出回る量が少ないので、希少性で価格が高くなります。
ブレスレットであれば、8mm玉くらいがバランスよい買い物ができると思います。
ブレスレット以外では、ペンダントやタンブルがおすすめです。
ペンダントやタンブルはきれいな割にお求めやすい価格です。
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ルチルクォーツも品揃え豊富ですので、是非ともご来店ください。
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