サードオニキスとは
赤褐色のサードと白い縞目模様のあるオニキスが合わさったもので、どちらもアゲート(メノウ)の一種です。
加工しやすいため、古代ローマの時代から宝飾品や彫刻の材料、印材として人気のある石です。
8月の誕生石としても親しまれています。
写真:縞模様の美しいサードオニキス丸玉
鉱物情報
色:帯褐赤色、赤色、褐色、白色、灰色、帯状あるいは層状
条痕色:白色
モース硬度:7
比重:2.61
劈開:なし
断口:貝殻状、不平坦状
結晶系:六方晶系、微結晶集合体
化学組成:二酸化珪素SiO2
透明性:半透明、不透明
光沢:ガラス光沢
屈折率:1.53~1.54
複屈折:0.004
分散度:なし
多色性:なし
蛍光:帯状に変化、部分的に強い、黄色、青白色
産地:ブラジル、ウルグアイ、インド、アメリカ、南アフリカ共和、ナミビア
カット:カボション、カメオ、ビーズ、片面研磨
効果
夫婦や恋人とのトラブルを解消し、絆を深めるといわれています。
幸せな結婚生活と夫婦のお守りとして効果があるとされます。
詳しい意味・効果については「パワーストーン辞典-サードオニキス」を参照してください。
特徴
美しい赤い縞模様がサードオニキスの特徴です。
和名を「紅縞瑪瑙(べにしまめのう)」と言い、瑪瑙とはアゲートのことです。
カーネリアンと見た目が良く似ていますが、鉱物的には厳密な区別はなく、均一な色のものをカーネリアン、縞模様が出ているものをサードオニキスと分けています。
稀に「レッドアゲート」と言う石が販売されていますが、これは「カーネリアン」もしくは「サードオニキス」のどちらかをその名で販売しているようです。
硬度もあり扱いやすい石ですが、長時間日光にさらされると変色する恐れがありますので保管場所には注意が必要です。
選び方のポイント
天然石は一つ一つ違う模様や形をしていて、選ぶときに悩んでしまいます。
ここでは、天然石ショップ店長だからこそ分かる、おすすめの選び方をお教えします。
産地
ブラジル、インド、ウルグアイなど、世界中で産出されます。
品質
縞目模様が美しいものが良品とされます。
中には、黒、白、赤褐色の3層を現すものもあり、それぞれの色が、謙虚さ、美徳、勇気の象徴とされます。
カメオや彫刻品を選ぶときは、この層を楽しめるものを選ぶとよいでしょう。
宝飾品としてのサードオニキスの場合、不純物がなく、層が美しく現れているものが良品です。
また、鮮やかな赤、オレンジといった暖色系の色彩が色濃くあらわれているかがポイントになります。
写真:鮮やかな赤色とくっきりとした縞模様が美しいサードオニキスバングル
写真:白色、赤褐色が混ざり合った模様が美しいサードオニキス丸玉
値段
縞模様が美しいもの、暖色の色味が強いものは人気があり価格も高くなります。
サイズが大きいものも価格は高くなる傾向にあります。
お得な選び方
白色、もしくは黒みがかって単色に近いものはカーネリアンとの区別が曖昧で、やや手ごろな価格で売られていることがあります。
原石や丸玉などの置物タイプだと、宝飾品として使用されるサードオニキスより不純物も多く、含まれる色も多彩です。
全体的に単色に近くても、縞模様が入っている石もたくさんあります。
優先するポイントを発色か模様かのどちらかに絞って探してみるのもおすすめです。
産地によっての大きな違いは特にないようですので、産地にはあまりこだわらなくても良いでしょう。
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サードオニキスも品揃え豊富ですので、是非ともご来店ください!
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