琥珀は木の樹脂が地面の中に埋もれて、数千万年から数億年が経って化石化した物です。世界で最も古い物は、シベリアで発見された約3億年前の物だといいます。
かつて映画で虫入りの琥珀について注目されましたが、虫だけではなく爬虫類やサソリなどが閉じ込められたものも多いです。琥珀色という独自の色名を持つ、淡い茶色がかった黄色から濃いオレンジの物が大半だといいます。
ただし、白っぽい物や青い物も少なくありません。独特の美しさから世界中で愛用されてきました。主な産地はロシアやドミニカ共和国だとされていますが、日本でも岩手県久慈市を中心に複数の地域での産出があります。久慈市の琥珀の品質は高いですが、産出量は少ないです。
欧州では海岸に漂着することが多かった経緯から、18世紀ごろまで海の中から生まれた宝石だと考えられてきました。宝飾品としては丸型や涙型など加工されることも多いですが、パワーストーンとしては裸石が少なくありません。
パワーストーンとしては心身のバランスを取る効果が期待できます。ストレスを取り除き、前向きで建設的な考え方ができるようになる作用への期待が高いです。
感情のバランスをいつでも安定させる効果が期待できるため、感情のコントロールが難しい人が持つと最適です。また、ストレスを感じやすい人にも効果が期待できるとされます。精神的な不安定によって無駄遣いをしてしまう人が無駄遣いしなくなったり、暴飲暴食で悩んでいた人が適切な食生活を送れるようになるなどの効果を実感する人も少なくありません。
過度に緊張しやすい人が緊張しにくくなる事や、引っ込み思案な人が自分本来の良さを人間関係で発揮できるなどの効果も期待できます。本番に強くなる期待が高い為、試験や試合を前にした人に贈ることで、その人の努力が結果につながりやすくなる事も多いです。
手入れ方法としては傷がつきやすく衝撃に弱い為、柔らかい眼鏡拭きなどの布で優しくなでましょう。パワーストーンとしての手入れ方法は、月光浴や水につける方法、水晶クラスターなどがおすすめです。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下は琥珀の対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
黄金:★外交力★ 会話上手、相手の手の内を読む、取引を有利に進める
黄:★挑戦力★ 流行を好む、開拓精神、折れない心
浅黄:★知識力★ 知恵、成功、工夫のアイデアがうまれる、脱出
橙色:★想像力★ 憧れ、希望、遊び心、モノづくりの心得
茶色:★調和力★ 和気あいあい、追い風を感じる、我慢強い
黒:★考察力★ 深い思考に心がける、認める判断、用心深くなる
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
琥珀と他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■琥珀と相性の良い石・悪い石
石言葉 | 抱擁 |
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和名 | 琥珀 |
英名 | amber |
別名 | − |
守護星座 | − |
誕生石 | − |
十二支 | − |
カラーバリエーション | 黄、赤、褐色、緑、紫、黒 |
産地 | バルト海沿岸地域、ミャンマー、イタリア、ドミニカ、等 |