アメトリンは、クォーツのひとつであり、その主な産地はボリビアのアナイ鉱山ですが、一部はアフリカでも産出されています。名前の由来はアメジストとシトリンからきていて、それぞれの石のカラーである紫色と黄色を合わせ持つのが特徴です。アメトリンの美しさが知られるようになったのは、主産地であるアナイ鉱山のものが発祥であり、国名にちなみボリビア美人と称されることもあります。
アメトリンの歴史をさかのぼると、17世紀にボリビアの周囲で権力を誇っていたアヨレオス族の女王が、結婚の際に持参したものがアメトリンだったという話が残っています。女王の結婚相手がスペイン人だったことから、スペインからヨーロッパに広まりましたが、市場に出回ることになるのは1980年代に入ってからです。というのは、発掘当初アメトリンが持つあまりに甘美な美しさは人工物であると思われ、天然であることが明らかになるまで年数がかかったという背景があります。
アメトリンの石は、名前の由来ともなったアメジストとシトリン、その2つの意味を合わせ持つといわれています。石の持つ効果は、まず金運上昇が一番にあげられ、さらにお金にまつわるマイナスエネルギーを取り除いてくれるとも言われています。次に恋愛運で、アメトリンによってもたらされる恋愛は楽しくて陽気になれるような恋愛です。同時に、パートナーとの絆を深くする効果も期待され、石を持っていることで相手への愛に気づきやすくなるようです。
アメトリンはクォーツですので、表面は比較的硬く丈夫で、かなりの衝撃を加えない限り割れたりすることはありません。傷もつきにくく、油分やせっけんなどの影響も受けにくいですが、こまめにふき取るなどのケアはすることが肝心です。気をつけたいのは、直射日光や蛍光灯などの強い光に弱い点で、退色してしまうことがあります。したがって、保管する際には布をかけるなどして遮光するようにします。
浄化方法は、アメトリンが水と相性がよいため、水道水かミネラルウォーターなどに1日程度ひたしておきます。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下はアメトリンの対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
紫:★支配力★ 誇り高い、理想に近づく、責任感あふれる
黄:★挑戦力★ 流行を好む、開拓精神、折れない心
浅黄:★知識力★ 知恵、成功、工夫のアイデアがうまれる、脱出
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
アメトリンと他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■アメトリンと相性の良い石・悪い石
石言葉 | 心を癒す。安眠・冷静な判断力・アメジストとシトリンの意味を持つ。 |
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和名 | 黄紫水晶 |
英名 | ametrine |
別名 | − |
守護星座 | − |
誕生石 | − |
十二支 | − |
カラーバリエーション | 黄、紫 |
産地 | ボリビア、ブラジル |