宝石にはカラフルな色がついたものもありますが、水晶は無色透明なのが特徴的です。クォーツの中でも特に無色透明で結晶の形がはっきりしています。結晶が氷のように見えることから、昔は氷の化石とも呼ばれていました。二酸化ケイ素が結晶化してできた鉱物でアメリカやブラジルが産地です。日本でも明治から昭和初期にかけて盛んに採掘されていましたが、現在では採掘目的の鉱山はありません。
水晶は無色透明というイメージが強いですが、色のついたものもあります。紫色や黄色、薄いピンクや緑、スモーキーなどです。水晶は古くから使われており、古代エジプトではネックレスなどのアクセサリーに用いられていました。古代マヤ文明では、まじない石として大切に扱われていたといわれています。日本国内では山梨県での採掘が有名です。採掘は今では行われていませんが、現在でも水晶加工の伝統工芸は受け継がれています。また、山梨県には日本で唯一の宝石博物館や宝石専門学校があります。
数あるパワーストーンの中でも、水晶は特に重要な石として知られています。古くから霊石として大切にされ、様々な儀式に活用されてきました。災いから守ってくれる、厄を払う、運気を良いほうに導くなどの力があるとされています。水晶玉は太陽光を一点に集めることができますが、それゆえに集中力を高める石としても人気です。仕事や勉強で良い結果を出したいときにも役立つ石といえるでしょう。純粋・無垢の象徴でもあり、心や魂を清めるのにも役立てられています。
パワーストーンを使うときは、浄化を行うことが多くなっています。水晶はもともと浄化能力が高い石なのであえて浄化の必要はないともいえます。浄化を行うなら、水や煙を使う方法も向いていますし、日光浴や月光浴もよく選ばれている方法です。ブレスレットや数珠にして身に着けることが多く、ストラップなどに加工して使う人もいます。部屋に置くと空間の浄化になりますし、他のパワーストーンを浄化するときにも役立ちます。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下は水晶の対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
白(透明):★洗浄力★ 純真さ、清らかさ、透き通る心
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
水晶と他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■水晶と相性の良い石・悪い石
石言葉 | 調和・統合・強化 |
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和名 | 水晶 |
英名 | crystal quartz |
別名 | − |
守護星座 | ふたご座(5/21〜6/21)の守護石 |
誕生石 | 4月の誕生石 |
十二支 | 申年生まれ |
カラーバリエーション | 無色透明 |
産地 | ブラジル、中国、アメリカ、世界各国 |