ラブラドライトの最大の特徴は、まるでアゲハ蝶の羽や夜光貝の裏側を思わせる虹色の閃光を放つことです。石そのものはシックな濃いグレー色や黒色で、そこに青や赤、緑、オレンジやゴールドなど石によって色彩豊かに発色します。この美しい虹色の輝き(光学効果)は「ラブラドレッセンス(ラブラドルの光)」と呼ばれています。石の面に金属鉱物の極薄い平行な層があり、その層の境界で光が乱反射するため、このような独特な輝きを放つのです。
1770年にカナダのラブラドール半島沿岸にあるセント・ポール島の海岸で発見され、それにちなんで「ラブラドライト」と名付けられました。発見地のカナダをはじめ、メキシコやマダガスカル、アメリカなどでも採掘されています。
また、フィンランドのユレマ地方でも産出されますが、これはベースとなる石が黒色で虹色の閃光が際立つため、虹を語源とする「スペクトロライト」と名付けられており、根強い愛好家も多くいます。
ラブラドライトは、宇宙からのメッセージを宿す石といわれており、創造力の向上、直感力や洞察力アップ、予知能力を上げるといった意味を持ちます。また、美しい虹色の輝きを放つため「月と太陽の象徴の石」とされ、持つ人に月の直感力と太陽のエネルギーを与えてくれるでしょう。悲しみや怒りに支配され鬱々としている心を解き放ち、癒す効果もあるといわれています。さらに、ラブラドライトは人脈を引き寄せるパワーもあり、良き人との出会いを求めている人にも向いています。
使い方はブレスレットやネックレス、指輪などで身につけたり、石をポーチなどに入れて持ち歩いたりします。ただし石の特性上、特定の方向に割れやすいため取り扱いには注意が必要です。
浄化方法は適応範囲が広く、比較的どの方法でも差し支えありません。特におすすめの浄化方法は星光浴です。月と星がよく見える晴れた夜に星光浴させると、しっかりと浄化およびパワーを蓄えることができるでしょう。また水晶による浄化方法も相性が良く、ラブラドライトのパワーを発揮させることができます。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下はラブラドライトの対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
青:★解放力★ 覇気、自由を感じる、ゆったりした気分に浸れる
萌黄:★演技力★ 自己PR力アップ、魅力が湧き出す、主役的な存在
白(透明):★洗浄力★ 純真さ、清らかさ、透き通る心
白金:★判断力★ 神秘的、幻想的、発明・発見のきっかけ
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
ラブラドライトと他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■ラブラドライトと相性の良い石・悪い石
石言葉 | 思いつのる |
---|---|
和名 | 曹灰長石 |
英名 | labradorite |
別名 | − |
守護星座 | − |
誕生石 | − |
十二支 | − |
カラーバリエーション | ピンク、オレンジ、黄緑、黄、青灰色、黒、無色 |
産地 | カナダ、マダガスカル、フィンランド、アメリカ、オーストラリア、メキシコ、等 |