ラピスラズリの特徴はまるで深海を思わせるようなブルーに、紺色を合わせたかのような色です。様々な鉱物の集合体であることから耐久性に優れており、古来よりジュエリーとして人々を飾るとともに、加工してインテリアなど生活の中の一部としても取り入れられてきました。
歴史は古く、紀元前から神聖な青色の石として人々に注目されていたのです。エジプトやバビロニアなどではラピスラズリを粉末状にして、化粧や薬として利用していたり、顔料として壁画を書くためにも使われていました。またこの独特な色は当時、金と同じような価値があるといわれており、魔除けなどとしても崇められてきたのです。ルネサンス期の絵画では油に混ぜ青色として使われていました。
元々アフガニスタンで採掘されていたラピスラズリはシルクロードを経由して中国へ伝わり、エジプトなどと同様に邪気を払うものとして仏教徒たちから大切に扱われてきました。やがて中国から日本へ持ち込まれると装飾具として加工され、奈良県にある正倉院に現在でも収められています。
ラピスラズリはパワーストーンであり9月の誕生石でもあります。古代から崇められてきた神聖な石で外部からの邪気を退ける効果だけでなく、自分自身が抱いている怒りや嫉妬、邪念を退け危険を回避することが出来ます。
また判断に迷ったときには自分にとって正しい選択へと導いてくれたり、間違った考えを正したり判断力を高める効果があるのです。人は目先の幸福を求めがちです。ラピスラズリは身につけている人が本当の意味で成長出来るように、個々が持つ試練を気づかせてくれます。試練を乗り越えるためには魂を高めることが必要ですが、そのサポートをラピスラズリはしてくれるのです。
ラピスラズリを浄化させるためには月光浴が適しています。日光浴をさせたり流水で洗うことは逆効果となるため避けるべきです。身につけることにより効果があらわれるためペンダントやブレスレット、指輪などにして気軽に身につけられるように加工されているものは多くあります。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下はラピスラズリの対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
青:★解放力★ 覇気、自由を感じる、ゆったりした気分に浸れる
藍:★商売力★ 誠実になる、熱心、けじめ、まめ、忠実
紺:★生活力★ 堅実な行動、いろいろな物事を好きになる、慰安の心
黄金:★外交力★ 会話上手、相手の手の内を読む、取引を有利に進める
白(透明):★洗浄力★ 純真さ、清らかさ、透き通る心
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
ラピスラズリと他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■ラピスラズリと相性の良い石・悪い石
石言葉 | 成功の保証 |
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和名 | 瑠璃 |
英名 | lapis_lazuli |
別名 | − |
守護星座 | 『みずがめ座(1/20〜2/18)の守護石』、『おうし座(4/20〜5/20)の守護石』、『いて座(11/22〜12/21)の守護石』 |
誕生石 | 12月の誕生石 |
十二支 | 戌年生まれ |
カラーバリエーション | 青、ゴールド |
産地 | アフガニスタン、タジキスタン、チリ、アメリカ、カナダ、ミャンマー、アンゴラ、等 |