マラカイトは、美しいグリーン色の単斜晶系のパワーストーンです。その特徴ある緑色は、銅などの表面に発生するサビの緑青と同じ成分となっています。原石の断面を見るとクジャクの羽根のように見えるため、日本ではクジャク石と呼ばれて昔から親しまれてきました。
磨き方によって、様々な表情を見せてくれる石だけに、アクセサリー以外にも置物などに使用されるケースもあります。また、パワーストーンとしての用途のほかに、細かく砕いて塗料としても使用できるため、古代エジプトではアイシャドウとして使われていたようです。
このマラカイトの世界的な産地となっているのは、アフリカ中部にあるコンゴ民主共和国のルアラバ州というところです。南側のザンビアにかけての一帯は、カッパーベルトとも呼ばれており、高品質のマラカイトが多く採取されています。コバルトやカルノー石といった鉱石も多数採掘できるエリアですので、その名を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
マラカイトは、高いヒーリング効果を有し、それを身に着けることによって、ストレスや緊張が融和され、痛みや苦痛などを除去できるといわれています。そのため、仕事などの日々のストレスで疲れを感じていたり、なかなか眠れないといった場合におすすめのパワーストーンです。加えて、洞察力をアップさせたり、邪気を追い払うパワーがあるともされています。相手が何を考えているのかを見破って、危険を察知できるようになるので、身に着けておけば、災いを遠ざけられるに違いありません。
さらに、マラカイトには、肉体や精神への強い浄化作用があり、自分にとって本当に必要な人や事物との関わりを構築するように促す効果があります。そのため、周りの人との人間関係に悩んでいるような場合にも、おすすめのパワーストーンであるといえるでしょう。なお、アクセサリーとして身に着けるのもよいですが、大きな原石をそのまま置物として身近なところにおいておくという使い方も可能です。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下はマラカイトの対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
緑:★友好力★ 納得の追及、中立的、控えめ、仲介力
萌黄:★演技力★ 自己PR力アップ、魅力が湧き出す、主役的な存在
黒:★考察力★ 深い思考に心がける、認める判断、用心深くなる
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
マラカイトと他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■マラカイトと相性の良い石・悪い石
石言葉 | 危険を伴う愛情 |
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和名 | 孔雀石 |
英名 | malachite |
別名 | − |
守護星座 | 『いて座(11/22〜12/21)の守護石』 |
誕生石 | − |
十二支 | − |
カラーバリエーション | 緑、黒緑 |
産地 | ザイール、ナミビア、アメリカ、メキシコ、ザンビア、オーストラリア、ロシア、等 |