トルマリンは、電気石という別名で呼ばれることからも分かるように、電気を帯びるという不思議な特徴があるパワーストーンです。これは、結晶の状態が変化することによって電気エネルギーが生じるためであると考えられています。
トルマリンという名称は、シンハラ語で「様々な色の石や宝石」を表す「turmali」という単語が語源であるといわれており、その名の通り、色合いは実に多種多様で、レッドやブルーに加えて、ピンクやグリーンなど様々な色彩の石が存在しています。かつては、エメラルドと混同されていたこともあるようで、16世紀に南米にやってきたスペインの征服者が、グリーントルマリン水晶を見てエメラルドだと思ったという逸話が残されているほどです。
主な産地はブラジルですが、それ以外にアメリカのメーン州やカリフォルニア州、ロシア、マダガスカル、モザンビークなどでも産出されています。産地によって透明度や色合いが違っているので、石を見ればどこで採取されたものかがわかるほどです。
トルマリンには様々な色があり、その色合いによって持つ意味は多種多様です。例えば、ピンクの輝きを放つピンクトルマリンは、「愛の石」と呼ばれていることからも分かるように、恋愛成就の効果があるとされています。一方、インディゴライトやブルートルマリンと呼ばれる青っぽいタイプのものは、気持ちを落ち着ける効果があるため、身に着けておけば勉強や創作活動に集中できるようになります。緑色のグリーントルマリンは、高いヒーリング効果があるので、疲れていてリフレッシュしたいような場合に活用するとよいでしょう。
さらに、トルマリンの中には、いくつかの色が混在しているキャンディカラーと呼ばれるものがあります。この石は、それぞれの色のトルマリンが持つ効果をすべてミックスして備えているとされていますので、一つで多くの効果を得たいような場合に重宝するに違いありません。その分、希少性は高いので、見つけたらぜひ手に入れておくのがおすすめです。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下はトルマリンの対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
萌黄:★演技力★ 自己PR力アップ、魅力が湧き出す、主役的な存在
青:★解放力★ 覇気、自由を感じる、ゆったりした気分に浸れる
藍:★商売力★ 誠実になる、熱心、けじめ、まめ、忠実
紺:★生活力★ 堅実な行動、いろいろな物事を好きになる、慰安の心
紫:★支配力★ 誇り高い、理想に近づく、責任感あふれる
茶色:★調和力★ 和気あいあい、追い風を感じる、我慢強い
黒:★考察力★ 深い思考に心がける、認める判断、用心深くなる
茜色:★情報処理能力★ 瞬発力アップ、恵み、絶頂感、計算力、正確さ
赤:★変革力★ 気合い、活気ある、権力、再生へつづく
紅:★演出力★ 権威、自信がみなぎる、見事なたたずまい
桃色:★空想力★ 夢、パフォーマンス、誇示、うぶ、セクシー
橙色:★想像力★ 憧れ、希望、遊び心、モノづくりの心得
灰色:★長者能力★ 人の上にたつ、指導力を発揮する、幸福、勤勉、尊敬
黄:★挑戦力★ 流行を好む、開拓精神、折れない心
浅黄:★知識力★ 知恵、成功、工夫のアイデアがうまれる、脱出
白(透明):★洗浄力★ 純真さ、清らかさ、透き通る心
緑:★友好力★ 納得の追及、中立的、控えめ、仲介力
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
トルマリンと他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■トルマリンと相性の良い石・悪い石
石言葉 | パワーの充実 |
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和名 | 電気石 |
英名 | tourmaline |
別名 | ルベライト、ショール |
守護星座 | 『うお座(2/19〜3/20)の守護石』、『てんびん座(9/23〜10/22)の守護石』 |
誕生石 | 10月の誕生石 |
十二支 | − |
カラーバリエーション | 紫、青、緑、黄緑、黄色、褐色、赤、オレンジ、ピンク、黒、無色 |
産地 | ブラジル、アメリカ、タンザニア、ケニア、ジンバブエ、マダガスカル、等 |