アメジストは和名を紫水晶といい、最もポピュラーな水晶の1つです。2月の誕生石としてもお馴染みです。名前の通り美しい紫色をしています。原産国はブラジルやアフリカです。
色が濃く均一なものが市場価値が高いとされていますが、最近では色の薄いアメジストも好まれています。アクセサリーだけでなく、彫刻や置物としても人気があります。
紫色は高貴な色とされることが多く、古くから世界中で用いられてきました。紀元前3,100年ごろのエジプトでは印鑑や魔除けとして、中世に入ってからも大司教の王冠の飾りなどに使われていたことがわかっています。25,000年前にはヨーロッパで装身具として人々に愛されました。
日本でも、紫色は聖徳太子が定めた冠位十二階の中で最も位の高い色とされ、様々な儀式に使われていました。変わったところでは、古代ギリシャで酒の神バッカスと美しい少女アメシストの伝説から、アメジストをお酒に酔わないお守りとして使っていたそうです。
紫色は赤と青を混ぜ合わせて作ります。赤は情熱を、青は冷静を象徴し、その融合であるアメジストは心の平安や安らぎ、癒しをもたらしてくれるといわれています。アメジストを持つことで心が安定し、感情をコントロールできるようになり、本来の自分のよさを引き出してくれます。
アメジストは、愛の守護石でもあります。恋のさなかにありながらも恋に溺れることなく冷静さを保ち、人を見抜き、真実の愛をつかむ手助けをしてくれます。アメジストが司る愛は広く、恋人だけでなく、友人や家族の絆も深めてくれます。
アメジストの浄化方法として最もおすすめなのは、塩です。天然の粗塩と天然水で行うのが理想ですが、水道水でも構いません。アメジストに粗塩をよくもみ込んでから水洗いします。時間があれば一晩、塩に漬け込むとよいでしょう。
NGは、太陽光による浄化です。アメジストの紫色は紫外線によって退色してしまうので、太陽光に当てるのは避けましょう。
色には色それぞれにカラーパワーを持ちます。色のパワーを身に着ける、もしくはそばに置くにはパワーストーンが最適です。
着衣やカバン、胸元、またはお部屋の目立つ場所や、自分の大切なもののお守りとして持つことがおすすめです。自分が常に携帯しているお財布のなかに入れるのも良いでしょう。
個々のパワーストーンが持つ色は自然界で生成された自然そのままの純粋色のため、効果もストレートに感じることになります。色の持つパワーとパワーストーンは非常に相性が良い組み合わせでしょう。
以下はアメジストの対応色です。
■色の持つ力とその力がもたらす効果
紫:★支配力★ 誇り高い、理想に近づく、責任感あふれる
天然石を組み合わせるときには、天然石同士の相性を考えて、組み合わせることが大切です。
良い相性の石を組み合わせると効果は倍増しますが、悪い石を組み合わせると、問題が起こることがあります。
アメジストと他の石の相性については、下記のリンクを参照してください。
■アメジストと相性の良い石・悪い石
石言葉 | 誠実、心の平和 |
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和名 | 紫水晶 |
英名 | amethyst |
別名 | アメシスト |
守護星座 | 『みずがめ座(1/20〜2/18)の守護石』、『いて座(11/22〜12/21)の守護石』 |
誕生石 | 『2月の誕生石』 |
十二支 | − |
カラーバリエーション | 紫 |
産地 | ブラジル、ザンビア、ウルグアイ、南アフリカ共和国、インド、スリランカ、等 |